施工管理のキャリアプランとは?美喜工務店でのキャリアプランを紹介


皆さんこんにちは。長野県長野市を中心に、総合建築工事業を手掛けている株式会社美喜工務店です。


施工管理は、建設現場において必要不可欠な仕事です。これから施工管理の仕事を目指そうとしている人にとって、施工管理の将来性は気になるポイントではないでしょうか。


この記事では、施工管理の将来性やキャリアプランについて解説し、併せて弊社におけるキャリアプランも紹介します。施工管理の仕事に興味がある方は、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。




■施工管理の将来性は?



建設業と言うと、どうしてもきついイメージを払拭できない人も多いでしょう。建設業の管理者に当たる施工管理の仕事は、どのような将来性を持っているのでしょうか。



・将来性はとても明るい!

結論からお伝えすると、施工管理の仕事は、今よりも状況が良くなる可能性が高まっています。施工管理が携わる仕事には、ビルやマンションの修繕・リフォーム、インフラの補修工事、リニア新幹線の建設工事、災害復興に必要な建造物の建築及び補修など、多岐にわたっています。


国土交通省の発表によると、日本国内には橋梁がおよそ73万橋ありますが、このうち都道府県・政令市・市区町村などの地方公共団体が管理する橋梁はおよそ66万橋となっており、全体の9割以上に及んでいます。それにもかかわらず、橋梁管理に関わる土木技術者がいない市区町村が多く、特に村のうち半数以上が土木技術者を置いていないのが現状です。2032年度には、建設後50年経った橋梁の割合が、およそ59%に及ぶといわれており、早急な補修工事が求められます。


また、人間の生活には、建造物が必要不可欠です。役場や学校などの公共施設や、ショッピングセンターなどの民間施設における建設・補修工事も多数施工されているうえ、自然災害が多い日本では突発的な補修工事も必要であり、建設工事がなくなることは考えにくいのです。


参考|国土交通省 - 社会資本の老朽化の現状と将来



・建設業の働き方改革も将来性を後押ししている

施工管理の将来性をさらに後押ししているのは、建設業の働き方改革です。建設業は、他の業種に比べ労働時間が大幅に多く、休日が少ないことで、高齢化が進み人手不足も深刻な問題となっています。50代以下の年代では、年齢が若くなるにつれて労働者数も減っており、このまま減り続けると人手不足に拍車がかかってしまうのです。


建設業の働き方改革として、2024年4月から労働時間の上限規制(罰則付き)が本格的に始まります。具体的には、労働時間の上限が月45時間かつ年360時間以内となっています。特別条項として特別な事情がある場合でも、上限規制が設けられるようになり、違反すると罰則が課せられるうえ公共工事の受注にも影響が及ぶ可能性が高まります。現在、官民を挙げて、建設業の働き方改革に取り組んでおり、2024年の上限規制スタートまでにしっかりとした対策が求められているのです。


労働時間の上限規制によって週休二日制を後押ししたり、これまで建設業で活用されていなかったIT技術を積極的に導入したりする働き方改革も進んでいます。建設業の仕事はアナログな業務が特徴でしたが、国土交通省の主導により「i-Construction」という取り組みが進んでいます。IT技術の導入により、生産性向上と業務効率化を目指すことで、働きやすい建設現場を構築するものです。具体的には、AIを活用したロボットの自動運転・ドローンを活用した測量・3Dプリンター・VRやARを活用した研修などが導入されています。


このように、働き方改革による残業時間の上限規制・週休二日制や、IT化の促進などにより、建設業はより働きやすい環境になっていくのです。




■施工管理のキャリアアップには資格は必要?



施工管理の仕事は、資格がなくても働くことは可能です。ただし、建設業界では保有資格が非常に重要視されるほか、各工事現場で1人以上は施工管理技士の有資格者が必要であると定められています。施工管理職としてキャリアアップを目指すのであれば、施工管理職に関する資格取得を強くお勧めします。


施工管理の資格については、下記の記事で詳しく紹介していますので、併せてご確認ください。

》建築の施工管理の資格「建築施工管理技士」とは? 取得のメリットや試験の概要を紹介




■施工管理のキャリアプランとは



未経験から施工管理の仕事を始め、キャリアを積んで行くには、学科試験に向けて学び実務経験を積んだうえで、試験での合格が必要です。試験に合格すると、施工管理に関する知識や技術を持っていることが証明でき、キャリアアップを目指せるようになります。


具体的なキャリアプランをどのように進めていけばよいのか、順を追って見てみましょう。



・現場で実務経験を積む

施工管理のキャリアを築く第一歩は、現場で実務経験を積むことです。施工管理技士の仕事は、国土交通省によって土木・建築・管工事・電気工事・造園・建設機械・電気通信工事の7つが定められています。


施工管理の資格の中で、最初に受ける2級施工管理技士の試験は、学科試験は指定年齢以上であれば誰でも受けられますが、実地試験を受けるには指定された期間の実務経験が必要です。必要な実務期間は、学歴および保有資格によって異なりますので、しっかりと確認しておきましょう。



・2級施工管理技士取得を目指す

試験を受ける条件が整ったら、2級施工管理技士の取得を目指しましょう。この資格を取得すると、技術の証明に加え建設現場を統括する主任技術者になることができます。ただし、建設業法により、主任技術者になれる建設現場の規模が、一般建設業に限定される点に注意が必要です。



・1級施工管理技士取得を目指す

2級施工管理技士の資格を取得できたら、次は1級施工管理技士の資格取得を目指して仕事に取り組みましょう。1級を取得すると、2級の範囲に加え、特定建設業において専任の監理技術者に就任できます。さらに、2020年に建築業法が改正され、特例監理技術者として2つの現場を兼任できるようになりました。




■1級施工管理技士を取得したあとは?新たな資格の取得などキャリアパスも豊富



人材不足が深刻な問題となっている建設業で、1級施工管理技士の資格を取得すると、責任者としての仕事を多く任されるようになり、仕事がなくなることはないでしょう。さらなるキャリアアップやチャレンジを目指すのであれば、以下の方法から選択するのもひとつの手段です。



・今の会社でキャリアアップを目指す

1級施工管理技士の資格を取得すると、現場のまとめ役として責任のある仕事ができるようになります。それだけでなく、労働安全コンサルタント・監理技術者・社会保険労務士など、仕事に必要な他の資格の受験資格を得られます。


1級施工管理技士の資格を取得した人のうち、専門性が高い1級建築士の資格取得を目指す人が多く見られるのも、キャリアアップをしたいという意欲の表れです。仕事の幅を広げてキャリアを積みたいのであれば、資格取得を前向きに検討しましょう。


幅広い資格の取得で得た知識やスキルは、1級施工管理技士としての現場作業において、必ず役立ちます。会社にとって貴重な人材として、年収など待遇面の改善も期待できるでしょう。



・より大きな規模の工事を行う会社に転職する

現在働いている会社よりも、より規模が大きい工事に携わりたい人は、転職を検討することもあるでしょう。1級施工管理技士の資格を持っていると、転職へのハードルを下げられる可能性があります。


特に、スーパーゼネコンへの転職を希望するのであれば、1級施工管理技士の資格は必須です。加えて、複数の資格や技術・スキルなどが求められます。転職を考えている人は、まずはキャリアアップに向けてひとつずつ仕事を着実にこなしていきましょう。



・経験を活かしてキャリアチェンジする

施工管理の仕事は、工程・安全・品質・原価と4つの管理を行いながら、作業員に対して的確な指示を出すことが重要です。施工管理技士は、高いコミュニケーション能力やマネジメントスキルを身につけており、これらのスキルは施工管理技士以外の仕事にも活かせます。


具体的には、建設業での独立を目指せるほか、ゼネコンの営業・設備管理・CADオペレーター・内装工事など、他業種へのキャリアチェンジも狙えるようになります。




■美喜工務店のキャリアプランを紹介



美喜工務店では、未経験者・経験者のどちらもキャリアアップができるよう、しっかりとした研修制度を設けています。


未経験者は、入社してから1年目はまず先輩社員に同行し、仕事の基礎を身に付けます。さまざまな現場で経験を積み、3年目あたりから1人で現場対応をしていただきます。経験者は、入社1年目で仕事の流れを覚え、2年目からは1人で現場管理をお任せします。


未経験での入社でも、教育体制を整えていますので、安心して仕事を覚えられます。仕事に必要な資格取得にかかる費用は、会社が負担(上限10万円まで)いたします。


弊社では、建物を建てるのに必要な設計から内装まで全て対応しており、幅広い知識を身に付けられます。このため、建築のプロとしてキャリアアップしたい方にぴったりの環境です。施主様と直接やり取りさせていただく場面も多く、スキルアップを目指せます。




■まとめ



施工管理の仕事は、経験と努力を積むことで、自らが目指すキャリアプランに近づけるようになります。キャリアプランの第一歩として、施工管理技士の資格を取得し、そこからさらにキャリアアップを目指して様々な資格を取得することが大切です。


施工管理技士として、一人前の職人を目指したい方は、美喜工務店でぜひ働きませんか。




■美喜工務店で建築のプロになりませんか?



美喜工務店では、現在施工管理者と現場作業員を募集しております。弊社は、長野県に拠点を置く創業45年の会社であり、戸建や店舗の新築およびリフォームを手掛けています。メインの現場は、県内にある大型ホームセンターや量販店などの商業施設ですが、県外の現場に携わるケースもあります。


1人1現場を基本としている弊社では、スケジュール管理など自分の裁量で働ける環境が特徴です。一人前の施工管理技士を目指す方、これまでのスキルをさらに高めたい施工管理経験者の方は、ぜひ美喜工務店へご連絡ください。社員一同、皆さんのご応募をお待ちしております。